出雲市への転入と転出
地方創生をキーワードに、人口減少にはどめを・・・と言いますが、RESASを活用してどのようになっているか見てみました。
転入の1位が大田市、転出の1位が広島県広島市安佐南区です。
転入が大田市というのは、近隣ということで分かりやすいですが、どうして転出が出雲市から安佐南区なのでしょうか?
総数61名は断トツ多い数字です。
男性は25人・・・20代未満5人。20代6人。30代4人。40代6人。50代2人。60以上2人。
女性は36人・・・20代未満13人。20代11人。30代10人。40代0人。50代0人。60以上3人。
20代~30代の女性が集中していますが、ん~なぜでしょうか?
安佐南区にある広島医療保険専門学校への入学者が多いのか?と仮説して、2013年、2012年とデータを比較しましたが、西区であったり、今度は松江市であったり・・・
話はそれますが、2013年に突然、西ノ島町に19人も転出しているのは・・・いろいろと仮説が立てれそうです(笑)。
データで仮説を立てて行くと様々な背景が浮かんできて面白いです。
出雲大社の流動分析
続いて、本殿遷座祭の執り行われました、2013年を5月を見てみたいと思います。
色の濃いことろがたくさん人の集まっていたことろです。
やはり出雲大社に多くの人が集まっています。
時期的なことはどおでしょうか?
2013年3月から12月を見てみましょう!
5月は多くの皆さんが出雲に来ておられます。9月~11月は神在月に向けてでしょうか?特に多くの人が足を運んでいます。
では、いったい何時頃に来ているのでしょうか?
断トツに11時がピークですね!
観光地のデータを色々と比較しましたが、11時は本当に人が集中します。
仮に出雲大社に観光だけの目的で来られるなら、3月~4月上旬の9時がオススメだということになります。
商売をされる方から見れば、8月後半~11月中旬の10時~15時に集中すればいいのではないかと仮説を立てることができます。
出雲市の人口滞在率
続いて、人口滞在率を見てみます。
これは2時間以上滞在している人はどこにいるのか?というデータです。
出雲市に滞在している時間は長そうですが、実は5位。1位は津和野です。
これってどういうことでしょうか?
滞在時間が長ければ、単純に消費活動も増えるような気がしますが・・・
違う視点で見れば、交通インフラが優れていて、人の回転率がいいのでしょうか?
出雲大社の流動分析で見たように、出雲大社に一極集中していますので、出雲大社に行ってから2時間以内に次の目的地に人が流れているのは間違いなさそうです。
観光対策の視点から見れば、
「出雲に滞在してもらえる時間をいかにして伸ばすか?」
もちろんマクロな視点で、全体で盛り上がるのは大切ですが、それぞれの地域がしっかりと観光客に対して価値提案できると素晴らしいと思います!