明治神宮〜鎮守の森とともに〜

清々しい空気が満ちた参道を行く 都会のオアシス明治神宮

明治神宮2

Photo by (c)Tomo.Yun

明治神宮(めいじじんぐう)は、東京都渋谷区にあり、明治天皇とと昭憲皇太后を祭神とする神社です。
初詣で例年日本一の参拝者数を誇ることでも知られる、日本を代表する神社のひとつでもあります。

神楽殿では厳かな神楽舞が奉納され、家内安全・身体安全祈願をはじめ、多くの参拝客が厄祓い・受験生の合格祈願・商売繁昌祈願・七五三参りなどで訪れます。
大相撲横綱土俵入りやこどもの祭まで幅広い祭典と行事が行われることでも知られ、芸能人を始めとした各界の著名人もこの場所で結婚式をとり行っています。

明治神宮

Photo by (c)Tomo.Yun

明治45年7月30日に明治天皇さま、大正3年4月11日に昭憲皇太后さまが崩御になり、御神霊をおまつりしたいとの国民の熱意により、大正9年11月1日両御祭神と特に縁の深い代々木の地に御鎮座となり、明治神宮が創建されました。

昭和20年4月14日、大東亜戦争による空襲に見舞われ、創建当初の主要建物は焼失します。
しかし 昭和33年11月、国の内外から多くの浄財が寄せられ、復興造営がなされ現在の社殿が完成しました。

明治神宮鳥居2

Photo by (c)Tomo.Yun

明治神宮のシンボルともいえる大きな鳥居。木造の明神鳥居としては日本一の大きさを誇っています。

奉納ワイン

Photo by (c)Tomo.Yun

明治天皇は日本酒やワインに造詣が深く、
「よきをとり あしきをすてて 外国に おとらぬ国と なすよしもがな」という歌を詠んでおられるように、率先して洋食を召し上がり、ぶどう酒を好まれたようです。

そのためブルゴーニュから、明治天皇に捧げる為にワインが奉納されています。
たくさんのワイン樽が並ぶ様子は、明治神宮でしか見ることのできないモダンな光景です。

百年の年月が育てた『鎮守の杜』
先人たちの祈りが届いた『永遠の杜』

現在の明治神宮は、古くは南豊島御料地(皇室の所有地)とされ現在の御苑一帯を除いてはほとんどが畑でした。そして、荒れ地のような景観が続いていました。

「神社の森は永遠に続くものでなければならない。それには自然林に近い状態をつくり上げることだ」を骨子とし、「永遠の森」を目指した壮大な計画のもとに大正4年から造営工事が始まりました。
当時明治神宮の森づくりに関わった人々は、どんな思いで、自然の森をつくろうとしたのでしょうか。

明治神宮は2020年に100周年を迎えます。
先人たちのおかげで大都心の真ん中に緑が生い茂り、100年を待たずして自然の森が造られました。
この100年で急激な都市化を遂げた東京。
これとは逆に、人々が造り上げた森は穏やかに自然を育み、いまの鎮守の森の姿になりました。

現在、森が自然の営みを続けるために「掃き屋さん」がいます。
これは参道の落ち葉を掃く人達のことで、明治神宮では親しみを込め、こう呼んでいます。
掃き屋さんは、集めた落ち葉は捨てることなくすべて森の中へと返します。
参道の落ち葉を決して無駄にせず、自然のサイクルへと返せば、樹木の栄養になるのです。

その決まりを守り受け継いできた森の土。
そこには100年前の先人たちの祈りと、その想いに応えようとする人々の未来への希望が積み重ねられています。

パワースポットとしても人気の高い明治神宮
興味のある方は、明治神宮公式サイトへ

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