国宝『松江城』

65年の歳月をかけて悲願達成!

市民の祈りが届いた『松江城天守』国宝指定!

________『松江城』は、島根県松江市殿町にある日本の城跡で、別名『千鳥城』とも呼ばれ、松江のシンボルとして市民に愛されています。
城跡は国の史跡に指定されており、2015年7月8日『松江城天守』は悲願であった国宝に指定されました。この他に、日本さくら名所100選や都市景観100選に選ばれており、観光名所として知られています。
天守閣の大きさ(平面面積)では、全国で2番目、高さ約30mでは3番目、古さでは6番目を誇る歴史あるお城です。

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467国宝への道のり

『松江城』は昭和10年、国宝保存法により国宝に指定されました。
しかし、戦後の同25年の文化財保護法施行で国宝指定の基準が変わり、判然としない歴史的事実が多いなどとして『松江城』は重要文化財にとどまりました。これは現実的には「格下げ」を意味します。
以来、松江市は何度も国に国宝指定の陳情を行ってきました。

重要文化財から国宝に引き上げるためには新しい知見が必要であり、昭和22年には市の組織に「松江城国宝化推進室」を立ち上げ、専門家らによる松江城の価値についての調査、分析が進められました。

中でも注目されていたのは、昭和12年の調査では存在したと記録に残っている松江城天守創建に関わる2枚の『祈祷札』でした。『天守』が完成したと伝わる『慶長16(1611)年』を裏付ける文言が書かれてあったとと伝わるも、行方不明でした。
そこで市は平成23年4月、市民の協力を得るために500万円もの懸賞金を掲げて情報提供を呼びかけたのです。

翌24年5月、その“執念”がついに実ります。
市史料編纂室の職員が松江城近くの松江神社で調査していたところ、『慶長十六』などと墨書きされた2枚の棟札を発見しました。これが探し求めていた『祈祷札』かもしれないと期待が膨らみましたが、札には肝心の松江城を表す文言は確認できませんでした。

『祈祷札』が『松江城』のものであるという証明をしなければならない、新たな難問にぶち当たりましたが、『国宝』への熱い想いは消えることはありませんでした。

地階で目についた1本目の天守の柱に祈祷札を合わせてみると、ピタリとはまったのです。続いて、ちょうど向かい側に位置する同じ規模くらいの柱で、2枚目の札が一致することが確認されました。
「松江城のものに間違いない!」

この結果、松江城天守が完成したのは『慶長16年』と確定し、同時に文化庁が求める新知見の発見という条件もクリアしました。
市民らの悲願だった国宝指定への道がやっと開けたのです。
65年の時が流れていました。

松江城調査研究委員会はさらに調査を進め、城の構造で2階分の通し柱を多用し、島根県安来市にあった富田城の部材を一部使用していることなども突き止めました。中世から近世に向かう城の特徴を立証し、『松江城』の歴史的価値をさらに大きく高めました

 こうした官民一体の取り組みで成し遂げた『松江城天守』国宝指定。
松江のシンボルとして、市民の誇りとして、美しく勇敢に歴史を刻んできた『松江城』。
悲願の『国宝』指定を受け、これから新しい『松江城』の歴史が始まります。

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★松江城 年間行事★

1月1日       松江城天守閣から望む初日の出

3月中旬       椿祭り
❍椿谷探訪

3月下旬〜4月中旬  お城まつり
❍芸能祭り
❍安来節コンクール
❍ライトアップ
❍武者行列

4月上旬〜5月上旬  本丸千鳥茶屋

6月         キャンドルナイトまつえ

9月         秋の名月鑑賞会

10月        松江水燈路

10月        松江城大茶会

10月中旬      松江鼕行列

12月        天守閣すす払い

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