日本三大祭のひとつ『京都祇園祭』 京都の夏と歴史を感じるひと月

祇園祭

出典:Yukihiro Matsuda

夏を告げる祇園祭
『祇園祭(ぎおんまつり)』は、京都市東山区の八坂神社(祇園社)の祭礼です。
歴史は深く、朝廷は863年(貞観5年)神泉苑で初の御霊会(ごりょうえ)を行い、無病息災を祈念したことが始まりとされていま。
7月1日から1か月間にわたって行われる長い祭で、京都の夏の風物詩として愛されるお祭りです。

京都祇園祭スケジュール

祭行事は八坂神社が主催するものと、山鉾町が主催するものに大別されます。
そして、祇園祭の1ヶ月は「前祭(さきまつり)」「後祭(あとまつり)」の二つに分けられ、前祭の宵山(よいやま)、山鉾(やまぼこ)巡行は祇園祭前祭の中でのメインイベント、そして山鉾巡行は祇園祭の最大の見せ場として有名です。

本祭の山鉾巡行の前夜祭ともいえるイベントが宵山で、山鉾巡行の前の3日間に渡り行われます。
山鉾巡行に向けて建てられ始めた32の山鉾が、全て完成するのもこの日です。
夜は山鉾に提灯が幾十となく点火され、「コンコンチキチン、コンチキチン」の祇園囃子がにぎやかに奏でられます。
夜店などもでて、浴衣姿の女性や多くの人々でまちは盛り上がり、提灯で飾られた美しい山鉾や、祇園囃子の響きが京都ならではの夏を演出します。

また、山鉾巡行ではさまざまな美術工芸品で装飾された重要有形民俗文化財の山鉾が公道を巡ります。10tを超える山鉾の、前懸・胴懸・見送と呼ばれる側面に飾られた絨毯は、それぞれが一級の染織品で大変美しく豪華です。
その豪華絢爛な山鉾は「動く美術館」と例えられるほどです。

そして、天を突くような驚く高さの長刀鉾(なぎなたほこ)を先頭に、23基の山鉾が、京都の大通りをゆっくりと連なって進んでいきます。
豪華で巨大な山鉾が、車輪を軋ませながら向きを変える瞬間は迫力満点です。
BANASHI

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